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観光客のペルソナは年齢でも性別でもなかった!PV数を増加させたデザイン事例

Title

観光客のペルソナは年齢でも性別でもなかった!PV数を増加させたデザイン事例

Date

2024.8.26

Client

雲仙観光局

対応領域

  • Web戦略・制作

  • ロゴデザイン

KGI,KPI

  • 継続利用率向上

  • 新規顧客獲得

  • 顧客ロイヤリティ向上

今回は、雲仙観光局のWebサイト「Find UNZEN」のリニューアル制作について、黒原様と中村様にお話を伺いました。本制作は株式会社ダイスプロジェクトがクリエイティブディレクションを担当、gazはCIデザインから参画し、ロゴデザイン、Webデザイン、Webディベロップメント、Webディレクションを担当しました。


「Find UNZEN」の制作と成果

  • サイトの乱立を整理するためサイトを統合

  • 情報を整理しサイトリニューアルした結果、PV数が増加

  • ユーザー(観光客)目線のレイアウト・デザインへ

  • 運用は内製化でコストを抑え、更新しやすい環境へ


「Find UNZEN」観光サイト| https://www.unzen.org/ 

Creative Direction: ダイスプロジェクト 佐藤瞳 高山勇樹 本多薫
Web Direction, Design, Dev: @kentn97
Design, Dev: @mitsuisososo
Copy Writing: 山内陽子
Photo: 宮崎慎也
Logo: @gaz_tiger


プロフィール

黒原 廉氏
2023年4月、雲仙市役所より雲仙観光局ブランディングマーケティングチームに出向。マーケティング、情報発信、制作クリエイティブを担当している。

中村 星斗氏
民間IT企業より雲仙観光局総務部へ出向。IT、DX、情報インフラの整備を担当している。

雲仙の知られざる魅力を伝えるため、乱立していたサイトを整理

雲仙観光局様の組織について教えてください。

黒原さん:
僕たちの組織は、雲仙温泉と小浜温泉の観光協会が合併してできた、2年目のDMO法人です。観光街づくり局という意識のもとに「住む人も訪れる人も、働く人も過ごしやすい街づくり」を理念に活動しています。

中村さん:
観光・物産・ブランドマーケティングの3チームが連携して、お互いに効果を上げていくことをミッションにしています。各領域のスペシャリストであると同時に、雲仙に心惹かれたメンバーが集まりました。固いイメージの社団法人ではなく、スタートアップ感のあるフレッシュな組織です。

観光協会が合併し、立場の違う3チームが連携したことと、Webサイトのリニューアルには関係性があったのですか?

黒原さん:
大いにあります。今回のリニューアルは、こういった業界に見られがちな「サイトの乱立」を整理して、情報が一貫して伝わるように作り変えることが目的でした。我々が好き勝手に発信するのではなく、きちんと素材を整理した、サイト訪問者が見やすい形での情報提供をしたかったんです。

観光協会のサイトですから、ユーザー目線での使いやすさが大切です。今回は僕たちの活動理念とユーザビリティとの調和が取れた、素敵なサイトを作っていただいたと思っています。

中村さん:
僕は別の県出身ということもあって、雲仙市の存在自体を知らなかったんです。出向が決まり、雲仙市について調べてみても「山がある」程度のイメージが沸いただけでした。

九州では知名度があると想像していましたが、実は全然なかったんです。それどころか、観光地ということすら知られていなくて。そこで「雲仙を知ってもらう」ことから始めるために、Webサイトをリニューアルする話が動き始めました。

STUDIOで実現したgazのワンストップWebサイト制作

今回のリニューアルでSTUDIOを使った理由と、gazにご依頼くださった経緯を聞かせていただけますか?

黒原さん:
観光協会の合併ですから、社団法人の立上げと同時に、雲仙市全体の観光サイトを迅速に作る必要がありました。そこでツールのスピード感を考慮して、STUDIOが最適だと判断したんです。

もともと、僕たちも前年からSTUDIOを使い始めてはいました。でも制作を外部にオーダーした実績がありません。そこで、サイト制作に携わっていた福岡のダイスプロジェクトさんから、gazさんを紹介していただきました。

中村さん:今回のように、スピードを求められるサイト制作において、STUDIOは非常に有効なツールです。gazさんのお名前が出たときは「最高のSTUDIO制作会社が来た」と思いました。

ありがとうございます。以前からgazの存在はご存知だったのでしょうか。

黒原さん:
僕は存じ上げなかったんですが、中村はよく知っていました。

中村さん:
gazさんには「STUDIOのリーディングカンパニー」というイメージを持っていました。きっと、卓越したデザインのサイトを素早く作るのが強味なんだろうと。実際にお仕事をご一緒してみると、想像以上に素晴らしかったです。

僕たちが描くストーリーを、gazさんは正確に汲み取ったうえで、そのままWebサイトに表現してくださいました。gazさんにサイト制作をお願いして、本当に良かったと思っています。

観光客と観光地をつなぐため、Webサイトの価値を追求

今回は、STUDIO実装以外の部分で、期間と工数をじっくりとかけたリニューアルだと伺っています。お二人はこのサイトに、どのような思いでパワーや時間を注いだのでしょうか。

黒原さん:
雲仙への旅を検討してくださるのは、温泉・自然・食・体験と目的が様々なお客様です。僕たちは今回のサイトを、そのような方が雲仙の観光情報と出会う場所と位置づけました。

逆に僕たちにとってWebサイトは、自信を持って情報をまとめ、皆様に提供するべき場所になります。だからこそ時間をかけて、価値のあるサイトを構築しようと決めていたんです。

中村さん:
観光協会のサイトは、観光地を探すお客様が最初に訪れるところ。お客様にとって情報との出会い方や、ファーストタッチポイントはとても大切です。どんなに魅力がある場所でも、観光協会のサイトに新鮮味がなければ人は訪れてくれません。

観光地にとって、正確に魅力を伝えるWebサイトの存在は重要なんです。そして僕たち自身が良いと思う情報を齟齬なく提供できるプロダクトアウトなものだと思います。だからこそ、僕たちは今回のリニューアルに価値を追求し、時間をかけてきました。

黒原さん:
2年前に移住してきた僕が見ても、雲仙はとても魅力的なところです。このサイトを通して、地域の魅力や僕たちのメッセージを伝えるために、いろいろなチャレンジをしていきたいですね。

リニューアルしたサイトを見て、地元の方の反応はいかがでしたか?

中村さん:
「すごく素敵になったね、写真もいいしロゴもカッコいい」という声がたくさん寄せられています。僕たちが作る掲載記事にも、ご意見をいただけるようになりました。

黒原さん:
リニューアルをきっかけに、本来見てほしかった地元の方がサイトを見てくれるようになったのでしょう。以前のサイトでも、記事は載せていましたから。地元の方が見て、褒めてくださるのはとても嬉しいことです。

ユーザー目線にこだわった、スマホファーストのWebサイト

思いを込めたリニューアルのなかで、デザインや情報設計に対し、お二人が特にこだわったポイントはどこだったのでしょう。

中村さん:
圧倒的なスマホファーストです。

事前に調べたところ、Webサイトを見る7~8割の方が、スマホからアクセスしていました。その結果を踏まえて、PC用サイトのスマホ対応版ではなく、最初からスマホで見ることを前提にしたんです。スマホ特有の縦スクロールを取り入れ、雑誌のような「手に取りやすいサイト」を目指しました。

雲仙は知名度がないため、有名観光地のようなピンポイントでのアクセスは少ないんです。だからこそ、眺めるだけでも楽しめるサイト構築を意識しました。

中村さん:
僕たち自身の視線が、組織の中ではなく、ユーザーという外側の人たちに向いていたんでしょうね。もちろん、内側の声を聞かないわけではありませんが。僕自身が旅に出るときに、見たいと思えるようなサイト作りにこだわりました。

確かに、万人向けのアプローチをしてしまうと、かえって誰にも伝わらなくなりがちです。お二人が対象ユーザーをしっかり決めたうえで、制作に入られたことが伝わってきました。

黒原さん:
それでもやっぱり、PCで見にくいというクレームはありました。一部からも「スマホが苦手な方への配慮はしないのか」と言われてしまいましたね。

そこで僕の上司が「実際に見ている方の大多数がスマホからなので、スマホユーザーの使いやすさを優先しました」と言い切ってくれて。それを聞いたときは、チーム全体で目的を共有できていたことを実感して、本当に嬉しかったです。

中村さん:
スマホからWebサイトを見ない方には、アプローチを変えて案内すれば大丈夫です。スマホファーストにすることと、その方たちを取り残すことはイコールにならない。制作が進んでサイトのクオリティが上がっていくにつれて、その思いは確信になっていきました。

今回、僕たちがチーム全体で「圧倒的なスマホファースト」を貫いたことは、組織や地元の古い固定概念に影響を与えられたと思っています。そう言えるくらい、今回のWebサイトには自信を持っているんです。

数字が示す効果①:前年同期比較は9000PV増加

リニューアルしたWebサイトを公開して、何か変化はありましたか?

中村さん:
PV数が目に見えて上がっています。例を上げると、リニューアル前の乱立したサイトのうち最もアクセスが多かったものと比較して、1.5倍から2倍に伸びました。また同ドメイン(unzen.org)前年同期比*¹でいうと、53,358 PV → 62,055 PVと16%増加しています。TVなど色々外部環境の変数がありますが確実に数値が伸びています。

黒原さん:
STUDIOを使うことで、運用が簡単になりました。今のサイトでは、記事やコンテンツを増やしています。僕たちのチームのディレクターと外部ライターが、記事の作成をどんどん回せるようになりました。トップ記事については、私が1~2週に1度、季節に合わせて配置や写真を変えています。実は今日*²、緋寒桜がきれいに咲いているのを見つけて。次はこの写真を使うつもりです。

*¹ 2023/1/16~2023/2/15
*² 取材時は2月中旬

数字が示す効果②:保守管理費用は1/10まで削減

コスト面から見たリニューアル効果はいかがでしょうか。

中村さん:
コミュニケーションコストと追加改修費用については、しっかり抑えられていると思います。

以前のWebサイトはWordPressだったので、自分たちでサイトを改修できず、業者に依頼していました。今はSTUDIO製なのでちょっとした文言の修正であれば1時間もあれば自分たちで直せますし、費用も掛かりません。以前は「リードタイム2週間・費用10万」といったコストがかかっていたんです。

黒原さん:
雲仙市の既存サイトには、年間30~40万の費用をかけて、保守管理に出しているものがああるんです。今回はSTUDIOを使ったことでその契約が不要となり、管理費用は1/10にコストダウンできました。年単位で考えたら、かなり大きな金額になります。できることなら、WordPressのサイトを全部、STUDIOで作り直したいくらいです。

WordPressとSTUDIOのメリット/デメリット

ノーコードWeb制作プラットフォーム STUDIO サイトTOP

WordPressとSTUDIOには、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるとお考えでしょうか。

中村さん:
機能性のバリエーションに関しては、WordPressのほうにメリットがあります。できることが多い反面、オーバースペックという気もしますが。STUDIOで、どうしても表現できない機能が出てきたら、WordPressや他のノーコードツールへの移行が必要です。

それでも僕は、いまWebサイトを作るならWordPressではなく、STUDIO一択ですよ。

黒原さん:
WordPressの大きなデメリットは、ユーザー側がフレキシブルに運用できないことだと思います。プラグインやテーマが変わるたびに、担当者が混乱するほど、運用面の負荷が高いんです。

組織とWebサイトが乱立していた頃は、WordPressが混乱を招くこともありました。「組織Aが持っているWordPressのサイトだけれど、載っているのは組織Bのサーバーです」という感じです。STUDIOは、この問題の解決策としても有効です。

WordPressと比較した場合の、STUDIOの良さを教えてください。

中村さん:
予算が少ない僕たちのような組織は、いろいろな運用や操作を自分たちでやらなくてはなりません。そしてWordPressのWebサイトには費用がかかったり、サイトに関わる人が多すぎるという問題があります。

その点、STUDIOのUIは運用性が高いので、ITやデジタルが分からない人にも使いやすいんです。誰が担当しても回すことができる。サーバーが分散する心配がないので、関係者が少なく済むのも嬉しいポイントですね。

スピード感を持って事業展開をしたい、自分達の想いを多くの人に届けたい企業へ

2024年2月_株式会社gazが世界初、唯一のSTUDIO Experts プラチナエキスパートに認定。

今後、どのような企業にgazのSTUDIO制作をおすすめしたいですか?

黒原さん:
僕たちと同じ、観光や街づくりをしている組織です。情報発信に問題を抱えている自治体や観光協会、DMOには特におすすめしたいと思っています。

サイト制作が始まる前は、膨大な素材や物事がバラバラに存在していました。一般的な制作会社は、それでもすぐにデザインや仕様の話をしたがるものです。でも、gazさんは時間をかけて、コンテンツの整理から始めてくださいました。

実際にデザインの話が始まったのは、半年くらい経った頃です。サイトの乱立に悩む僕たちにとって、gazさんがかけてくださったその時間は、とても有意義なものでした。

中村さん:
僕は、スピード感を持って事業展開をしたい方や自分達の想いを多くの人に届けたい企業におすすめしたいです。

gazさんのサイト制作はスピーディですが、全体の流れや大切なポイントについては、しっかり確認しながら進んでいきます。技術はもちろん、情報整理や意図の汲み取りといった、様々な知見が本当に深いんですよね。僕たちの思いを、意見出しやブレストからストーリー展開まで、順を追って丁寧に作ってくださいました。

黒原さん:
Webサイトが完成した後、運用するところまで考えてくださるのも、gazさんの魅力です。ただ作るだけではなく、運用して価値を生み出せるサイト作りを意識してくださる。この点も本当に良かったです。

ありがとうございます。gazに依頼してよかった、と思っていただけたら幸いです。

黒原さん:
もちろん、gazさんでよかったと思っています。スキルの高さはもちろん、僕たちとのコミュニケーションを楽しんでくださることも、とても嬉しかったです。

僕たちは毎週のミーティングで、わがままばかり語りましたが、gazさんはそこに込めた熱量や思いを言語化して下さいました。私は前職時代、複数のWeb会社と仕事をしましたが、gazさんは特別優秀で素晴らしい会社だと感じました。

中村さん:
gazさんがSTUDIOの使用を前提にしているところも、ポイントだと思います。余計な選択肢が挙がらず、すぐにサイト制作の話を始められますから。

実際に僕は「STUDIOとgazさんの優れたスキルなら大丈夫」と、無理難題も言ったと思います。でも、gazさんはそれも汲み取って、素晴らしいサイトを作ってくださいました。ご一緒できて本当に幸いです。

gaz広報:
黒原さん、中村さん、本日はありがとうございました。

コストパフォーマンスの高いデザインをお求めの方はお気軽にご相談ください。

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